作品解説
1870年、宮川香山(初代)は輸出陶磁器を制作するために横浜へ移って窯を開きました。
出身地の京都東山真葛原にちなんで、眞葛焼と命名しました。
豪華な薩摩錦手が海外で人気を博す中、香山は立体的な装飾技法である高浮彫を大成させました。
海外で大いに人気を博した高浮彫の作品の他に、後期には釉下彩の作品も制作し、国内外で高く評価されました。
1896年には、陶芸界では二人目となる帝室技芸員に任命されました。
海外万博の主な受賞履歴
1876年 フィラデルフィア万博【銅牌】
1879年 シドニー万博【特絶一等賞、一等賞、小銀牌】
1880年 メルボルン万博【一等賞状、三等褒状】
1883年 アムステルダム万博【銀牌】
1893年 シカゴ万博【金牌】
1900年 パリ万博【大賞】
1904年 セントルイス万博【最高賞】
1905年 リエージュ万博【大賞】、ポートランド博覧会【金賞】 |