本文へスキップ

薩摩焼

TEL. 04-7179-0116 MOBILE. 070-6473-8710

千葉県我孫子市台田4-11-42 敬誠北柏ビル

薩摩焼

薩摩焼とは

  • 薩摩焼は今から約400年前、島津義弘が朝鮮出兵(文禄・慶長の役)から引き揚げる際に、産業振興の為に朝鮮陶工を連れ帰ったことが始まりとされています。その後、朝鮮陶工の装飾技法に日本伝統の技法を取り入れて独自の発展を遂げ、現在に至るまで脈々とその命を育み続けています。その後、江戸幕府の滅亡による社会的動乱は陶磁器業界にも大きな影響を与えました。天皇が居住し文化の中心地であった京都は幕末の戦火により街が焼かれ、遷都によって天皇、公卿、商人は東京へ移っていきました。さらに明治維新によって従来の購入者であった大名や公卿等がいなくなり、庇護を失った御用窯は廃窯を余儀なくされます。加えて同業組合の解散も重なり、陶磁器の製造者は大打撃を受け「都のやきもの」という京焼ブランドも失墜してしまいました。従来の制度は撤廃されましたが、明治政府の殖産興業の推奨により各陶工たちは次第に他地域への移動や窯業への新規参入などを行い再び陶磁器の製造が活発になっていきました。そして新たな販売先として注目されたのが「海外」でした。なかでもイギリス、フランスを中心としたヨーロッパへの販売に力を入れていきます。きっかけは1867年のパリ万博でした。薩摩藩が薩摩焼を出品したところ「極東の宝石」と評され、日本の陶磁器の人気に火が付き、以後の輸出向け陶磁器の製造の呼び水となりました。陶磁器を有望な輸出品として認識した政府は、様々な政策を講じて輸出の後押しをしました。以降、薩摩焼は京薩摩(錦光山、帯山等)、大阪薩摩(藪明山)、神戸薩摩(司山、精巧山等)、東京薩摩(陶博園)、横浜薩摩(服部、保土田等)など日本各地で作陶され様々な発展を遂げていきました。なぜ薩摩焼はこれほどまでに発展し、欧米諸国から求められたのでしょうか。その人気の理由は何と言ってもその細密さにあります。薩摩焼は世界で最も細密な絵付けが施された陶磁器だと言われています。当時の絵付け職人たちの技術は群を抜いて高く、肉眼では見えないほどの絵付けの作品も存在しています。欧米人が作品を購入しに工房に来ると、ルーペを持たせて作品を見せていたという逸話も残っているほどです。特に大名行列図や祭図などは圧巻の細かさの作品が多く、そこに描かれる人物図はわずか1~2㎝ほどの小ささであるにも関わらず顔の表情や衣装の模様にいたるまで見事に描き分けられています。ご鑑賞の際にはぜひ、薩摩焼がいかにして発展していったのかというところも含め、細密画の世界をお楽しみいただければ幸いです。

取扱ブランド

  • 錦光山宗兵衛
  • 帯山与兵衛
  • 川崎富山
  • 楠部千之助
  • 藪明山
  • 成瀬誠志(陶博園)
  • 保土田太吉

作品一覧 VOL.003

薩摩焼 錦光山 大名行列文花瓶
薩摩焼 錦光山 大名行列文花瓶

薩摩焼 杏山 人物文花瓶一対
薩摩焼 杏山 人物文花瓶一対

薩摩焼 亮山 透彫風景文花瓶
薩摩焼 亮山 透彫風景文花瓶

薩摩焼 蜥蜴型人物文急須
薩摩焼 蜥蜴型人物文急須

薩摩焼 帯山 風景文花瓶一対
薩摩焼 帯山 風景文花瓶一対

薩摩焼 金誠山 金襴手人物文水差
薩摩焼 金誠山 金襴手人物文水差

薩摩焼 煥文堂>色絵風景文花瓶
薩摩焼 煥文堂>色絵風景文花瓶

薩摩焼 錦山 瑠璃芸者文花瓶一対
薩摩焼 錦山 瑠璃芸者文花瓶一対

薩摩焼 帯山 金襴手花蝶文花瓶
薩摩焼 帯山 金襴手花蝶文花瓶

薩摩焼 錦光山 瑠璃地人物文酒器
薩摩焼 錦光山 瑠璃地人物文酒器

薩摩焼 寿山 六面風景文花瓶一対
薩摩焼 寿山 六面風景文花瓶一対

薩摩焼 東京新村 鳥花文花瓶
薩摩焼 東京新村 鳥花文花瓶

薩摩焼 銀生山 錦手龍人物文茶碗
薩摩焼 銀生山 錦手龍人物文茶碗

薩摩焼 秀山 錦手人物風俗文小鉢
薩摩焼 秀山 錦手人物風俗文小鉢

薩摩焼 源山 北斎風漁師富士山風景文飾皿
薩摩焼 源山 北斎風漁師富士山文飾皿

薩摩焼 井山 瑠璃釉人物風景文花瓶
薩摩焼 井山 瑠璃釉人物風景文花瓶

薩摩焼 巧山 金襴手人物文茶壺
薩摩焼 巧山 金襴手人物文茶壺

薩摩焼 錦光山 人物風俗文鉢
薩摩焼 錦光山 人物風俗文鉢

薩摩焼 帯山 花鳥文花瓶一対
薩摩焼 帯山 花鳥文花瓶一対

薩摩焼 城山 金襴手草花文花瓶
薩摩焼 城山 金襴手草花文花瓶

薩摩焼 小山南畝 瑠璃人物文花瓶一対
薩摩焼 小山南畝 瑠璃人物文花瓶一対

薩摩焼 錦光山 金襴手人物文茶碗揃
薩摩焼 錦光山 金襴手人物文茶碗揃

薩摩焼 錦光山 花鳥文花瓶
薩摩焼 錦光山 花鳥文花瓶

薩摩焼 道山 人物風俗文花瓶
薩摩焼 道山 人物風俗文花瓶

薩摩焼 錦山 武将祭文飾桶
薩摩焼 錦山 武将祭文飾桶

薩摩焼 保土田 群蝶文花瓶
薩摩焼 保土田 群蝶文花瓶

薩摩焼 大名行列文香炉
薩摩焼 大名行列文香炉

薩摩焼 錦都院春山造作 人物風俗文香炉
薩摩焼 錦都院春山造作 人物風俗文香炉

薩摩焼 保土田 金襴手花人物風景文花瓶
薩摩焼 保土田 金襴手花人物風景文花瓶

薩摩焼 丸二 花文獅子把手付花瓶一対
薩摩焼 丸二 花文獅子把手付花瓶一対

薩摩焼 寶山 金襴手花人物絵花瓶
薩摩焼 寶山 金襴手花人物絵花瓶

薩摩焼 錦光山 瑠璃地金襴手人物文花瓶
薩摩焼 錦光山 瑠璃地金襴手人物文花瓶

薩摩焼 桓山 大名行列文皿
薩摩焼 桓山 大名行列文皿

薩摩焼 楠部 花鳥文花瓶一対
薩摩焼 楠部 花鳥文花瓶一対

薩摩焼 緑山 人物文花瓶一対
薩摩焼 緑山 人物文花瓶一対

薩摩焼 雪山 金彩孔雀花文飾壺
薩摩焼 雪山 金彩孔雀花文飾壺

薩摩焼 碧山 大名行列風景文花瓶
薩摩焼 碧山 大名行列風景文花瓶

薩摩焼 宝山 大名行列文蓋物
薩摩焼 宝山 大名行列文蓋物

薩摩焼 冨山 人物風俗文皿
薩摩焼 冨山 人物風俗文皿

薩摩焼 錦光山 人物群蝶文酒器
薩摩焼 錦光山 人物群蝶文酒器

薩摩焼 亮山 銀彩唐草文蓋物
薩摩焼 亮山 銀彩唐草文蓋物

薩摩焼 錦光山 花蝶文花瓶
薩摩焼 錦光山 花蝶文花瓶

薩摩焼 保土田 大名行列文花瓶
薩摩焼 保土田 大名行列文花瓶

薩摩焼 保土田 錦手人物風景文大飾壺
薩摩焼 保土田 錦手人物風景文大飾壺

薩摩焼 昌山 色絵草花文急須
薩摩焼 昌山 色絵草花文急須

薩摩焼 錦光山 花人物文茶碗
薩摩焼 錦光山 花人物文茶碗

薩摩焼 京都陶磁器 亮山 花鳥文花瓶
薩摩焼 京都陶磁器 亮山 花鳥文花瓶

薩摩焼 輝山 錦手菊花文香合
薩摩焼 輝山 錦手菊花文香合

< 1 2 3 >


トップ > ラインナップ  > 薩摩焼の作品一覧 VOL.003