IZUSHI
出石焼は純白な白磁に精巧な細工を施した造形が特徴です。明治以降、透かし彫りをしたり、細工の細かい作品が作られました。中には金襴手をほどこした作品、染付や赤絵などの陶器や半磁器なども生産されていました。
1876年、出石焼の改良発展のために設立した盈進社が有名で、輸出を意識した欧風化した作品やフランスのセーブル磁器の模様を取り入れた斬新な作品等が確認されています。盈進社を除くほとんどの窯では、大衆的日用雑器を量産販売していました。大正・昭和初期になると、上物(美術品)と並物(雑器)が生産されていました。
現在の白磁の出石焼は、明治に入って盈進社の創業に始まったもので、それ以前の江戸時代のものは、染付磁器を主にしていたために「古出石焼」と呼んで区別しています。

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