眞葛焼の作品一覧 Vol.001 - 敬誠アート [ 公式 ]

眞葛焼

眞葛焼は1871年に4男・宮川香山（本名：虎之助）が京都から横浜・太田町に窯を開いて製作した京焼の流れを汲んだ焼物です。出身地の京都東山真葛原にちなんで、眞葛焼と命名し、輸出用陶磁器の生産を始めました。開窯した当初は陶土探しに苦労し、関東一円を探し回ったと言われています。豪華な薩摩錦手が海外で人気を博す中、香山は立体的な装飾技法である「高浮彫」を大成させました。海外で大いに人気を博した高浮彫の作品の他に、後期には「釉下彩」の作品も制作し、優美で表現豊かな作品は国内外で高く評価されました。現在も「MAKUZU WARE」と呼ばれ人気を博しています。国内では東京国立博物館、三の丸尚蔵館にも所蔵されています。海外では大英博物館、ボストン美術館などに所蔵されています。