プレミアノリタケとは
プレミアノリタケとは現在のノリタケが戦後の1945年頃~1960年頃までに製造した作品の総称です(戦後のノリタケ)。輸出向け以外にも米国進駐軍の関係者向けに販売されたものもあります。まだアンティークではなくヴィンテージになりますが、レトロ感やユニークな作品もありコレクターズアイテムとして人気が高まっています。その中でも画工のサインが入った飾皿や花瓶などが特に人気があります。
T.IKENOサイン入り花文花瓶の画像
商品概要
- 名称 プレミアノリタケ T.IKENOサイン入り花文花瓶
- 裏印 1954年頃 - 1960年頃
- 状態 カケ・ワレ・ヒビなどなく良好な状態
- 寸法 H:25cm L:12cm W:12cm
- 素材 陶磁器
- 原産 日本
- 仕入 アメリカ
- 付属 作品証明書
- 数量 現品のみ
- 価格 売切【 u0597 】
作家について
池野壽彦 ( T.Ikeno )
「波切の町」、「宮崎漁村」、「午陽」、「亀崎の町」など運河風景や海を題材に写実を基本とした作品を多く残し、ノリタケの技能者としても活躍しました。日本陶器の画見本工場係長も努め、日展に12回も入選し、将来を期待されていましたが、1963年に若くして他界したようです。
ノリタケの創業者について
ノリタケの生みの親、森村市左衛門。
江戸から明治への時代の変革期の真っ只中である1839年に森村市左衛門は生を受けました。1858年に日米修好通商条約が締結、翌年に横浜港が開かれると日本に「自由経済」の波が押し寄せます。しかしその中で日本に不利な国際為替相場によって日本の金は質の悪いメキシコ銀と交換、膨大な小判を海外へ流出させられることになりました。これを憂えた市左衛門は、武具商として出入りのあった大名家の家老の紹介で福沢諭吉と出会います。福沢はこの問題について「外国人が持っていく金を取り戻すには、輸出貿易を行う他に道はない」と語ります。市左衛門は自らがその先駆者となるべく、国のためになるならばと武具事業で蓄えた資金を投げうって1876年
東京・銀座に貿易商社「森村組」を創設します。さらに市左衛門に共感した異母弟・森村豊は同年3月に船でニューヨークへ発ちます。これこそが日米の貿易の始まりです。
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参考資料
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