横浜焼とは
横浜焼とは1859年に横浜が開港したことで、日本中から横浜に陶磁関係業者が集まりました。全国から素地を仕入れて様々な横浜の工房や店舗で絵付や販売が行われ、ここに横浜焼が誕生します。横浜焼は横浜港から主に欧米諸国に輸出されていき、万国博覧会への出品を機に海外の評価を得ます。精緻を極めた横浜焼の名品の数々は、その奇絶で優美なデザインでジャポニズムブームを巻き起こしました。最盛期には、井村彦次郎をはじめとした横浜焼(中村、高坂、北川、坂野、川本、百田等)の陶磁関係業者は約500社を超え、職人技を競い合っていました。
着物女性風景文茶碗の画像

横浜焼の高坂が作陶した着物女性風景文茶碗です。明治・大正時代に欧米諸国に輸出され、約100年の時を経て日本に里帰りしてきました。
商品概要
- 名称 横浜焼 着物女性風景文茶碗
- 裏印 大日本高坂造
- 状態 カケ・ワレ・ヒビなどなく良好な状態
- 寸法 カップ H:6cm L:5.5cm W:7cm ソーサー D:11.5cm
- 素材 陶磁器
- 原産 日本
- 仕入 イギリス
- 付属 作品証明書
- 数量 現品のみ
- 価格 売切【 u2621 】
高坂について
[ 生没年不詳 ]
高坂藤右衛門は1905年に米国オレゴン州ポートラアンドで開催されたルイスクラーク100年記念万国博覧会に出店しており、金牌受賞者の中の一人として名前が挙がっております。この万博には、日本より約13300点余りが出品され、金牌139・銀牌86の受賞者がいました。その内、陶業関係者の受賞数は金牌20・銀牌13となっています。
参考資料
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