九谷焼 鏑木 大名行列文皿
九谷焼・鏑木が主に欧米諸国向けに作陶した大名行列文皿です。九谷焼は日本の伝統的美意識や技法を引き継いだやきもの になります。
鏑木商舗は1822年に初代 鏑木次助によって金沢で九谷焼を取り扱う最初の店舗として開業されました。当時は加賀藩の意向で九谷焼の再興が推進されました。2代・太兵衛は商舗の経営を発展させることに努め、自家工房に陶画工を集めて絵付した完成品のみならず、民山窯の一部の商品も販売しました。3代・太兵衛は1858年に、加賀藩からの通達に従い、自家の絵付工場で完成品を作り、不足の時には能美産の製品仕入れました。
4代・太兵衛は1867年、九谷焼の輸出の機運が高まったと見て、他の陶器商人と連携し、神戸から九谷焼の輸出を始めました。内海吉造を始め、民山窯の優れた陶画工を集め、自家の絵付工場にて、若杉窯や小野窯から買い入れた素地に絵付をしました。阿部碧海、内海吉造、九谷庄三、松本佐平などの名工らに制作を依頼し、高品質の製品を販売して人気を博しました。
< 海外万博の主な受賞歴 >
1904年 セントルイス万博(銀賞)、1905年 リエージュ万博(金賞)、1910年 日英博覧会(銀賞)
< 国内の主な受賞歴 >
1877年 京都博覧会(進歩章受賞)、1878年 京都博覧会(有功章)、1892年 富山県博覧会(二等賞銀牌)
1903年 第5回内国勧業博覧会(三等章)、1916年 美術工芸品展覧会(二等賞)
- 名称 九谷焼 大名行列文皿
- 裏印 九谷鏑木製
- 状態 カケ・ワレ・ヒビなどなく良好な状態
- 寸法 H:3cm L:20cm W:20cm
- 素材 陶磁器
- 原産 日本
- 仕入 アメリカ
- 付属 作品証明書
- 数量 現品のみ
- 価格 売切【 u4783 】
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