九谷焼 綿野 花鳥文花瓶
九谷焼・綿野が主に欧米諸国向けに作陶した花鳥文花瓶です。九谷焼は日本の伝統的美意識や技法を引き継いだやきもの になります。綿野家はもともと木綿商でしたが、父・源右衛門は九谷焼の輸出を志し、1873年のウィーン万博に出品、1879年のフィラデルフィア万博にも出品しました。綿野吉二(
1859 - 1934年 )は1877年、父の跡を継ぎ、1879年にはパリに九谷焼の直輸出を試み販路拡張に努めました。また、京浜地区の同業仲間とともに日本貿易協会を設立し、1882年には陶商同盟の頭取となりました。粗製乱造の商品が現れはじめた1882年、綿野吉二らの努力で業界の問題に対処する体制を作りました。そして輸出見本の製作、上絵の徒弟試験の導入などが実施されたことから、画風が刷新され、輸出が一段と伸びました。
1889年のパリ万博【銀賞】、1900年のパリ万博【銀牌】の受賞歴があります。
- 名称 九谷焼 花鳥文花瓶
- 裏印 加賀国綿野製竹内画
- 状態 カケ・ワレ・ヒビなどなく良好な状態
- 寸法 H:17cm L:11cm W:11cm
- 素材 陶磁器
- 原産 日本
- 仕入 アメリカ
- 付属 作品証明書
- 数量 現品のみ
- 価格 売切【 u5715 】
九谷焼の裏印・刻印はこちら >>
トップ > ラインナップ > 九谷焼の一覧 Vol.001 > 九谷焼 綿野 花鳥文花瓶