オールド・ニッポンの稲穂盛上スミレ文水差です。明治・大正時代に欧米に輸出され、約100年の時を経て日本に里帰りしてきました。「The Collector’s Encyclopedia
of NIPPON PORCELAIN」(Joan Van Patten/1979・COLLECTOR BOOKS)に裏印違いの作品が掲載されています。盛り上げは、陶磁器を立体的に見せる技法でオールドノリタケの最も代表的な技法です。古くは宋時代の中国や17世紀のイギリスなどにもあったようです。今や欧米でも「MORIAGE」という名で通じ程、高く評価されています。装飾方法はデコレーションケーキを飾る時に使用する生クリームを絞り出すような道具を用いて装飾を行います。職人の精緻な装飾技術で、現代では再現不可能な希少な装飾方法です。