◆ 蒔絵
漆で文様を描き、金粉などを降り掛け、文様部分に固着させる技法。漆器の表面に漆で文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法です。金銀の薄板を定着させる「平文(ひょうもん)または、平脱(へいだつ)」や漆器表面に溝を彫って金銀箔を埋め込む「沈金(ちんきん)」、夜光貝、アワビ貝などを文様の形に切り透かしたものを貼ったり埋め込んだりする「螺鈿(らでん)」等。研出蒔絵、平蒔絵、高蒔絵、肉合蒔絵、卵殻蒔絵
◆ 宮川香山
初代、1843〜1916年、本名:虎之助
1842年、京都の真葛ヶ原で陶器業を営む宮川長造の子として生まれる。1860年に家業を継承し、1871年に新天地横浜に移住し、窯を開いた。1876年のフィラデルフィア万博での銅牌受賞を契機に宮川香山ならびに眞葛焼が世界へ知れ渡ることとなります。1896年には、陶芸界では二人目となる帝室技芸員に任命されました。
輸出陶磁器という事もあり海外に多数の作品が存在し、大英博物館、ヴィクトリア&アルバート博物館(イギリス)、ギメ東洋美術館(フランス)等にも所蔵されています。現代でも海外では「MAKUZU
WARE」と呼ばれ国内外で高く評価されています。
海外万博の主な受賞履歴
1876年 フィラデルフィア万博【銅牌】
1879年 シドニー万博【特絶一等賞、一等賞、小銀牌】
1880年 メルボルン万博【一等賞状、三等褒状】
1883年 アムステルダム万博【銀牌】
1893年 シカゴ万博【金牌】
1900年 パリ万博【大賞】
1904年 セントルイス万博【最高賞】
1905年 リエージュ万博【大賞】、ポートランド博覧会【金賞】
2代、1859〜1940年、本名:半之助
宮川長平の子として生まれ、叔父初代香山の養子となりました。初代・香山の下で家業に従事し、襲名前は宮川半山の銘で制作もしました。1917年、2代・香山を襲名し、初代に引き続き従来の真葛焼の作品を制作する他に、当時煎茶に代わって流行してきた茶の湯の道具も制作しました。
◆ 森田藻己 [ 1879-没年不詳 ]
極小の美を成す根付師
森田藻己は1879年に東京・本郷に彫金家の森田正利の子として生まれました。1893年頃に根付師・宮崎如藻に弟子入りしました。1918年頃に独立し、木彫・牙彫を中心に多くの銘品を作り上げました。作品には約200本もの彫刻刀を使用していたとも言われています。
◆ 守屋松亭 [ 1890-1972 ]
京都に生まれ、東京で帝室技芸んとなった白山松哉に師事し、研出蒔絵を学びました。繊細で細密な作品は師に見劣りしませんでした。大正から昭和にかけて活躍した蒔絵の名工です。
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