ロイヤルモリエの盛上花文水差です。明治時代に欧米に輸出され、約100年の時を経てアメリカより日本に里帰りしてきました。「The Collector’s
Encyclopedia of NIPPON PORCELAIN Second Series 日本」(Joan Van Patten/1982・COLLECTOR
BOOKS)に同作品が掲載されています。盛り上げは、陶磁器を立体的に見せる技法で、古くは宋時代の中国や17世紀のイギリスなどにもあったようです。今や欧米でも「MORIAGE」という名で通じ程、高く評価されています。装飾方法はデコレーションケーキを飾る時に使用する生クリームを絞り出すような道具を用いて装飾を行います。職人の精緻な装飾技術で、現代では再現不可能な希少な装飾方法です。